MITSUI MIRAI CHALLENGERS AUDITION

審査員のみらい履歴書

各部門からお一人ずつ、審査員の方々にも
“みらい履歴書”を記入していただきました!
ぜひ参考にして、ご自分の“みらい履歴書”を
書き上げてみてください。

  • 事業・社会活動部門鈴木 寛

    東京大学公共政策大学院教授
    慶応義塾大学SFC特任教授

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  • 研究・留学部門丸 幸弘

    株式会社リバネス 代表取締役
    グループCEO
    博士(農学)

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  • カルチャー創造部門大宮 エリー

    画家

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ふりがな
氏  名

まるゆきひろ

生年月日

1978126日生
(満46歳)

※2024年3月31日時点の年齢をお書きください。

  • これから

    現時点から10年後などの長期スパンで考えたときに、今のあなたが考えている「最終的に実現したいこと」を、以下の項目に沿って教えて下さい。
    実現したい年
    2050
    あなたの年齢
    72
    最終的に実現したいこと
    「科学技術の発展と地球貢献を実現する」のが私自身のビジョンです。
    なぜそれを実現したいのか
    2050年、自分が72歳になるまでに、物質の偏在を解消する循環システムを再構築し、地球上で最も大きな課題である人口爆発に起因する農業・食と環境・エネルギー偏在の解決を目指しているからです。我々人間は、地球上の限られた資源の中で、食やエネルギーを取り合うという行為を繰り返しています。こういった問題を解消するべく、さまざまなアプローチから、循環システムの構築を目指しています。

    上記を実現することを通して、あなたは未来の社会をどのようにしていきたいと考えていますか。

    どのような社会にしていきたいか
    農業・食、そして環境・エネルギーに関わるどの領域においても、その生産・消費・排出における物質の偏在が解消され、地球が本来持ち合わせている循環システムとの調和がとれている社会。
    その理由
    そのような社会こそ、持続可能な地球を維持するうえで重要であると考えるからです。

    最終的なゴールを実現するために、今後どのようなステップが必要だと考えていますか。
    必要だと思うステップを3個ピックアップし、またそのステップが必要な理由を教えて下さい。

    ステップ 1
    ステップ①の年
    2026
    あなたの年齢
    48
    必要だと思うステップ①
    光合成を利用して生産したバイオ燃料が実用化され始める。それと同時に水素社会に向けて研究を開始。次世代に向けたエネルギー教育の強化。
    ステップ①が必要だと思う理由
    バイオ燃料や水素社会の到来には、必ず参加する次世代の理解が必要になってきます。研究のみならず、一般社会への知識の還元、教育などを強化していくステップはZ世代が台頭する時代だからこそ、必要不可欠となります。
    ステップ 2
    ステップ②の年
    2038
    あなたの年齢
    60
    必要だと思うステップ②
    バイオ燃料の利用が当たり前になる。太陽の熱を使った太陽熱利用ガス化水素製造技術の開発が完了し、水素社会を実現する。バイオマス資源、食料、エネルギーのバランスが大切になる。おきな技術革新がなければ解決しない。その一つが、核融合のだが、まだまだお金と技術が足りないことに気がつき、資金を世界から集め、開発が活発化し始める。
    ステップ②が必要だと思う理由
    更なる技術開発のために新しい、資金調達の仕組みが必要になってくる。例えば、ベンチャー企業では投資家がベンチャーに投資し、市場に上陽することで、リスクをテイクした分、お金としてのリターンを得られるという仕組み。この仕組みだけでは大規模な技術開発は進まないので、例えば、研究者投資システムが開発され、「知識研究経済圏」という概念が生まれてくることが必要となるだろう。
    ステップ 3
    ステップ③の年
    2050
    あなたの年齢
    72
    必要だと思うステップ③
    太陽そのものを模倣して地球上に太陽エネルギーを生み出す「核融合」の開発が完了し実用化がスタート。核融合が実用化され、エネルギーをクリーンに使える社会が到来する。つまり、エネルギーを買うという概念がなくなり、また、国をまたいだエネルギーのやり取りが活発になり、地球が一つになる。その時に必要な人材を育成する機運が高まり、全ての国で「地球貢献型リーダー」の育成が当たり前になる。
    ステップ③が必要だと思う理由
    人の行き来が活発になり、最後は人が何を考えて生きていくのか、という哲学的な時代になる。人とは何か?そして、地球に住む全ての人にエネルギーと食糧を再分配できた世界の中で、一体人類は何を考えていくのか?その哲学的なリーダーの育成が最も大切になる。
  • 現 在

    2023年現在のあなたが取り組んでいることはなんですか。取り組んでいることを1〜3個ピックアップし、またどのような想いでそれに取り組んでいるのかを教えて下さい。

    現在取り組んでいることは、計画書に記載したアイデアに関連していても、していなくても構いません。

    現在取り組んでいること①
    食料・農業、環境・エネルギー問題の解決につながる技術開発
    どのような想いで①に取り組んでいるか
    繰り返しとなってしまいますが、持続可能な地球を維持するためには、農業・食、そして環境・エネルギーに関わるどの領域においても、その生産・消費・排出における物質の偏在を解消する循環システムの構築が必要だと考えます。現在は、特に太陽に立脚したエネルギー技術の実用化に力を入れています。
    現在取り組んでいること② (任意)
    日本と東南アジアの接続(2026年まで)
    どのような想いで②に取り組んでいるか(任意)
    人口爆発国と科学技術の集合体をつなぐことによって、段階的に課題を解決していくことが、地球貢献を実現することにつながると考えています。2026年までに、少子高齢化が進行する日本と人口増加が著しい東南アジア諸国を接続し、人や技術、知識が垣根なく往来できるような世界観をつくり、東南アジアの課題解決を進めていきます。その後、2030年までに、一つになった日本と東南アジアのプラットフォームをヨーロッパと接続し、プラットフォームを拡大。最終的には2050年までに、人類が生まれた地といわれているアフリカの課題を日本・東南アジア・ヨーロッパの科学技術の集合体で解決することに取り組みます。
  • これまで

    これまでの経験の中から「今の自分をつくった」と思えるできごとや体験はなんですか。
    これまでのできごとや体験から3個ピックアップし、それによって何を得たのか教えて下さい。
    できごと①の年
    1981~1987
    あなたの年齢
    3~9
    できごと – 体験①
    幼稚園~小学校3年生くらいまで、シンガポールに住んでいて、マレーシア人のお手伝いさんティナさんに育ててもらいました。
    できごと – 体験①から得たこと
    シンガポールの都市の移り変わりを実際に体験したことで、自分も、仲間を集め、チームをつくり、科学技術を活用すれば生きている間に世の中を変革することができると思えました。 当時のシンガポールは、まだバラック小屋もたくさんあり、ジャングルと人が共生しているような街でした。それが、この30年あまりで、植物と共存するコンクリートジャングルの街に変わり、NUS※1、NTU※2が東大と並び、日本を抜く先進国へと発展を遂げていることに驚き、人間の知的活動や科学技術は、国や街を作る力、地球全体を変える力を持っているんだということを目の当たりにしました。

    ※1National University of Singapore(シンガポール国立大学)

    ※2Nanyang Technological University(南洋理工大学)

    できごと②の年
    2000~2002
    あなたの年齢
    22~24
    できごと – 体験②
    大学で周りが就職活動を始めた頃、大学の恩師から「君は既存のことを強制的に詰め込む勉強はできないが、自ら疑問を見いだして調べる学問には向いている」と言って研究の世界に誘ってもらったこと。
    できごと – 体験②から得たこと
    研究と出会い、自分ごとの課題を見つけ、それを自らの手で解決するという自分の原点をつくった経験です。当時、自分はなぜか就職する気にはなれず、バンド活動に明け暮れていました。それがこの恩師からの誘いをきっかけに、研究の面白さにのめり込み、気づけば博士課程まで進学していました。そして、いざ研究の世界に入ってみると、「子どもの理科離れ」と「ポスドク問題」という日本の科学技術における大きな現実を突きつけられたのです。この課題をどうにかしたい、自ら解決に乗り出そうと、仲間の大学院生を集めてリバネスを立ち上げるすべての始まりがこの恩師からの誘いでした。
    できごと③の年
    2012~2014
    あなたの年齢
    34~36
    できごと – 体験③
    リバネスを2002年に始めてから3年後に、自分の研究を事業化することになる。後輩の出雲さんと一緒に株式会社ユーグレナを立ち上げ、技術の責任者として、開発に専念したました。その会社は、大学発ベンチャーで初の2012年上場企業となり、2014年には東証のプライム市場に上場しました。この頃から、大学の技術シーズはどのようにしたら、もっと世界の課題を解決できるのか?と疑問に思い、この時期に、ディープテックに特化した、「テックプランター」という大学発ベンチャーの発掘育成プラットフォームを構築することになりました。
    できごと – 体験③から得たこと
    自分の研究を外に出すにはたくさんの仲間が必要で、しかも超長期に物事をとらえなければならないということを知った。36歳にして、「僕はこの世界でやり続ける」と腹を括り、ある意味今回の人生は普通に生きることを諦めた年でもあった。
  • 長所・得意なこと

    あなたの長所・得意なことはなんですか。自分で思ったり、周りの人から言われたことの中から、あなたの長所・得意なことを1-3個ピックアップし、それを長所だとおもう理由を教えて下さい。
    長所・得意なこと
    • 人にとやかくいわれてないけど、自分ルールを決めてこつこつやり通す。
    • 一つのところに留まるのが苦手だからこそ、やるなら時間を区切って、きちんと終わらせてから次に行こうという思考が働く。
    • 投資する時は思い切って投資するが、削減するべきところは細かくみるというコスト感覚を持っている。
    そう思う理由
    コレクション癖があるため、徹底して集める傾向がある。知識や技術を徹底して集めた結果、アジア最大級のプラットフォームができた。
  • 短所・苦手なこと

    あなたの短所・苦手なことはなんですか。自分で思ったり、周りの人から言われたことの中から、あなたの短所・苦手なことを1-3個ピックアップし、それを短所だとおもう理由を教えて下さい。
    短所・苦手なこと
    • 一つのところにいるのが苦手。その割には家でごろごろしているのが好き。
    • できるとしても、やりたくないことは絶対やらない。
    • 興味がないとスルー力を発揮する。興味がないことが顔に出てしまう。
    そう思う理由
    集団をまとめるのは苦手である一方、集団を創るのは得意であるから。
  • 自己アピール欄(任意)

    「みらい履歴書」づくり、お疲れさまでした。最後に、本履歴書で伝えきれなかった自分に関してアピールしたいことがあれば、自由に表現してください。
    私自身も20代で創業し、21年間ベンチャーを経営してきた経験から、情熱をもった若いアントレプレナーを後押しする活動は、科学技術立国日本にとって非常に重要であると感じています。ネットの情報に溺れず、自分自身の五感と感性で世界のディープイシューに触れてみてほしいです。そこから問いが生まれ、問いに対して「できるだけ早く試してみる」ことを繰り返すと、いつかイノベーションにつながる時がくるかもしれません。
  • 事業・社会活動部門鈴木 寛

    東京大学公共政策大学院教授
    慶応義塾大学SFC特任教授

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  • 研究・留学部門丸 幸弘

    株式会社リバネス 代表取締役
    グループCEO
    博士(農学)

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  • カルチャー創造部門大宮 エリー

    画家

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