MITSUI MIRAI CHALLENGERS AUDITION

審査員のみらい履歴書

各部門からお一人ずつ、審査員の方々にも
“みらい履歴書”を記入していただきました!
ぜひ参考にして、ご自分の“みらい履歴書”を
書き上げてみてください。

  • 事業・社会活動部門鈴木 寛

    東京大学公共政策大学院教授
    慶応義塾大学SFC特任教授

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  • 研究・留学部門丸 幸弘

    株式会社リバネス 代表取締役
    グループCEO
    博士(農学)

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  • カルチャー創造部門大宮 エリー

    画家

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ふりがな
氏  名

おおみやエリーえりー

生年月日

19751121日生
(満48歳)

※2024年3月31日時点の年齢をお書きください。

  • これから

    現時点から10年後などの長期スパンで考えたときに、今のあなたが考えている「最終的に実現したいこと」を、以下の項目に沿って教えて下さい。
    実現したい年
    2033
    あなたの年齢
    58
    最終的に実現したいこと
    自然豊かな、氣のいい土地に、アトリエをつくる。
    自然の中で四季を感じながら生きるというライフスタイル。
    何箇所か多拠点にして、そこを移動しながら創作活動を。
    私はジャンコクトーみたいにそこで画家として作家としてさまざまな作品をつくれたら。
    なぜそれを実現したいのか
    その土地とのコラボレーション、コミュニティーも作る。
    これからの10年はもう少し「自分が自分らしく」いられるような生き方をしたいと思っています。
    いま、世の中のスピードが速いので、スピーディーに軽やかにいないといけないのだと思いますが反面、もっとレイヤーの違う生き方もあるのではないかと、生き方やスピード感の多様性についても考えています。

    上記を実現することを通して、あなたは未来の社会をどのようにしていきたいと考えていますか。

    どのような社会にしていきたいか
    人々が助け合いながら、自給自足で生きていくという、縄文時代みたいな村、コミュニティのような社会。
    その理由
    その土地の人が助け合いながら自給自足で生きていく、縄文時代みたいな場。自然と調和し、共生する、循環型の社会。が、自分にとっての豊かさだと思うから。エネルギー的にも。

    最終的なゴールを実現するために、今後どのようなステップが必要だと考えていますか。
    必要だと思うステップを3個ピックアップし、またそのステップが必要な理由を教えて下さい。

    ステップ 1
    ステップ①の年
    2025
    あなたの年齢
    50
    必要だと思うステップ①
    地方に生活拠点となるアトリエを完成させる。
    ステップ①が必要だと思う理由
    まず場を作るため。
    そこで暮らし、そして創作をするため。
    ステップ 2
    ステップ②の年
    2030
    あなたの年齢
    55
    必要だと思うステップ②
    地方と東京、それぞれの拠点をつなぐネットワークを完成させる
    ステップ②が必要だと思う理由
    どこにいても、心地よい時間の流れ方、そして、どこにいても、ハイクオリティーな創作ができるようにするため。人の流れもつくるため。
    ステップ 3
    ステップ③の年
    2033
    あなたの年齢
    58
    必要だと思うステップ③
    お金に依存せず経済が回るコミュニティーができている。
    ステップ③が必要だと思う理由
    いろんな制約からの解放をするため。
  • 現 在

    2023年現在のあなたが取り組んでいることはなんですか。取り組んでいることを1〜3個ピックアップし、またどのような想いでそれに取り組んでいるのかを教えて下さい。

    現在取り組んでいることは、計画書に記載したアイデアに関連していても、していなくても構いません。

    現在取り組んでいること①
    ベネチア映画祭2023 VR部門にノミネートされた作品「周波数 frequency」監督、絵、脚本を手がけました。
    生きづらいと感じている人が、自分の存在を光だと感じられる様な作品になっているので今後、どう国内外で展開していくかプロジェクトをみなさんと考えている。
    どのような想いで①に取り組んでいるか
    コロナによる精神的分断の影響、戦争による未来への不安のなか希望を見つけなければいけない時代で心への影響は実は大きいんじゃないかと。
    人と違う、ということは実は、美しいんだということ。それぞれの存在がたったひとつの星なんだということを表現しています。
    こどもたちや、少し生きづらいなと思っている方々にみていただけたらなと思っているのと、VRを見せる場というのがなかなかまだないということで、アイデアを出し合っていけたらなと。
    現在取り組んでいること② (任意)
    瀬戸内国際芸術祭2022で、犬島(岡山県岡山市東区)を舞台に、「INUJIMAアートランデブー」として、立体作品「フラワーフェアリーダンサーズ」と「光と内省のフラワーベンチ」を手がけた(2022年制作)。作っただけではなく、どう過疎化地域と取り組んでいくかを考えている。アートで場を作り、それを続けていくこと。
    どのような想いで②に取り組んでいるか(任意)
    人口30人の島、犬島に、アートオブジェとベンチを作り、いろんな方々が来てくださったり島の盆踊りがオブジェの周りでされていますが、芸術祭ではない期間をどう盛り上げていくか。
    島の人の思いと、福武財団の方々の思いと、何かできることがあればと。
    岡山からくる子供たちと、若い人と、島を繋げていけたら。
    現在取り組んでいること③ (任意)
    • 1)東京建物とアマン東京と、アマン併設の「大手町の森」で展覧会と、森の大切さをつたえるオリジナル絵本を作りました。動画つくりたいなぁと考えています。
    • 2)ハワイと京都のナプレというレストランでの壁画制作
    • 3)奄美大島のこども図書館の屋外にオブジェ制作
    • 4)阪急梅田にて展覧会。いま構想を練っています。12月6日から25日まで。
    • 5)2024年春、岡山の美作にてオブジェ制作。
    • 6)同年春、京都の妙心寺にて、襖絵と陶芸の個展。
    どのような想いで③に取り組んでいるか(任意)
    その場でその時に、作品をつくり、みていただくのは特別な意味があると思う。
    その場所のかた、訪れる方々が楽しい気持ちになり、つどい、地域の活性化に繋がれば。
  • これまで

    これまでの経験の中から「今の自分をつくった」と思えるできごとや体験はなんですか。
    これまでのできごとや体験から3個ピックアップし、それによって何を得たのか教えて下さい。
    できごと①の年
    2006
    あなたの年齢
    30
    できごと – 体験①
    初めて映画監督を務めた『海でのはなし。』の制作。
    できごと – 体験①から得たこと
    「不可能」と思われる状況でどうやって皆んなに動いてもらえるのか苦労しました。
    スピッツのアルバムのCMを作るという話から発展し、最終的に約71分のショートムービーを制作することになりました。1日半で撮影して、1日で編集するという、かなり過酷な現場で(みんなに無理をお願いしないといけない)不可能と思えた仕事でしたが、人は「不可能」だと思った瞬間に思考が停止してしまって、本当にできなくなってしまうものだと思うんです。それで、「これはもう、やるんです。決定です」とみんなに言い切りました。すると、それまでは、無理ダヨォ、となっていたみんなも、じゃあ実現するにはどうすればいいのかとあれこれ考え始めてくれました。とても貴重な出来事でした。
    できごと②の年
    2012
    あなたの年齢
    36
    できごと – 体験②
    2012年、モンブラン国際文化賞を受賞された福武總一郎さん(現ベネッセホールディンクス名誉顧問)の授賞式で、ライブペインティングを行ったこと。
    できごと – 体験②から得たこと
    私が画家になるきっかけとなったできごとです。

    もともとは、その授賞式に私が制作したオブジェを設置させていただくという話だったのですが、ライブペインティングをする予定だったアーティストが急遽来られなくなってしまい、「大宮さん、何か描いてくれませんか」と相談を受けました。それまで絵を描いたことはなかったものの、担当の方が困っている様子だったので、引き受けました。結果、なぜかうまくいって。アクシデントがきっかけで個展がつづき、小山登美夫ギャラリーに所属するなど、画家としてのキャリアがスタートしてしまいました。
    できごと③の年
    2016
    あなたの年齢
    40
    できごと – 体験③
    十和田市現代美術館で「シンシアリー・ユアーズ ― 親愛なるあなたの 大宮エリーより」という個展を五カ月間実施したこと。
    できごと – 体験③から得たこと
    それまでずっと苦しい想いを抱えながらアート活動をしていたのですが、これをきっかけにやっと画家と名乗れるようになりました。

    私の画家としてのキャリアは、美術について何もわからない状態からスタートしたので、当然初めは賛同の声ばかりではありませんでした。それが日本有数の現代美術館と言われる十和田市現代美術館で個展ができたことで、ようやく人から認めてもらえた気がしたんです。私にとってはすごく大きなできごとでした。
  • 長所・得意なこと

    あなたの長所・得意なことはなんですか。自分で思ったり、周りの人から言われたことの中から、あなたの長所・得意なことを1-3個ピックアップし、それを長所だとおもう理由を教えて下さい。
    長所・得意なこと
    人の期待になんとか応えようとする姿勢
    そう思う理由
    みなさんの無茶振りに、なんとか応えたいと頑張った結果、仕事の幅も広がっていったと思うので、私にとっては長所と言えるかもしれません。
    いままでにやったことのない仕事でも、不可能な挑戦に思えても、「これは意味のある仕事だ」と一度思えば、私は全力を尽くしてその仕事に取り組みます。それに人に求められるとやっぱり嬉しいからです。
  • 短所・苦手なこと

    あなたの短所・苦手なことはなんですか。自分で思ったり、周りの人から言われたことの中から、あなたの短所・苦手なことを1-3個ピックアップし、それを短所だとおもう理由を教えて下さい。
    短所・苦手なこと
    モノや人の管理が苦手。
    すぐ物をなくしたり、忘れ物をして迷惑をかける。
    そう思う理由
    経営だったり、リーダーとして采配を振るうことが得意ではないように思います。
    いつも「良きに計らえ」といって、スタッフのみなさんに、いろいろと仕事を手伝ってもらっています。感謝。また、なくしたものを見つけてもらったりして、ほんと申し訳ないです。
  • 自己アピール欄(任意)

    「みらい履歴書」づくり、お疲れさまでした。最後に、本履歴書で伝えきれなかった自分に関してアピールしたいことがあれば、自由に表現してください。
    今回は、私自身が応募したかったと思えるようなオーディションだなぁと思いました。アートの世界でも助成金などのサポートが受けられるアワードなどがあって、いまになって、「若い頃に応募しておけばよかった」と、悔やむことも。
    もちろん応募したからといって、受かるとは限りません。でも、受からなくてもいいかなぁと思います。人にはタイミングというものがありますから、もし受からなかったとしてもタイミングが合わなかっただけで、また別の機会に才能が開花するかもしれないと思うのです。
    大事なのは、チャレンジすることだと思っています。チャレンジしなければ、何もしていないことと同じですから。(といいつつ、私はずっと受け身の人生を送ってきました。自分から企てたことはなく、いつもひょんなことで舞い込んだことを、偶然は必然と思ってやっています。そういう意味ではこれをたまたま見た方はそれに運命を感じるのもいいかも?)
    それから、私のようになまけものな方がいらしたら、こういう機会に、自分のビジョンについて考えることもいいですよね。かくいう私は、このシートを、書くのに四苦八苦しました(笑)でも面白かったです。「きっかけ」をもらえたと思って、ぜひオーディションに応募してみてください。
    お分かりかと思いますが、くれぐれも私のこのシートは参考になさらないでください。(笑)私はチャレンジしたいと思って生きてきていないですし、自分らしく静かに暮らしていくことを理想として書いたので、ぜんぜんそぐわないと思うので、みなさんは、意欲的に書いてくださいね!
  • 事業・社会活動部門鈴木 寛

    東京大学公共政策大学院教授
    慶応義塾大学SFC特任教授

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  • 研究・留学部門丸 幸弘

    株式会社リバネス 代表取締役
    グループCEO
    博士(農学)

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  • カルチャー創造部門大宮 エリー

    画家

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